事業内容

チャネロサーチテクノロジーでは、イオンチャネル創薬に関わる3つの事業を展開しています。

1.国際特許を取得した弊社独自のハイスループットスクリーニング法を用いて、新規イオンチャネル作用薬の探索・開発を目指します。
2.イオンチャネルを標的とした薬理試験を受託し、創薬研究を支援します。
3.各種試験に適したイオンチャネル定常発現細胞の開発・提供を行います。

イオンチャネルとは??

イオンチャネルは、ヒトの神経系(脳)や筋肉などが活動する際の生体電気信号を作るもととなるタンパク質です。
イオンチャネルの機能が損なわれると、てんかんや不整脈、かゆみなどの病気が引き起こされることが知られています。
脳・神経や心臓の他にも、全身の臓器や組織で様々な役割を持っており、多種多様な疾患と関連しています。

独自のHTS法を活用した新たなイオンチャネル創薬研究

弊社独自の特許を使用した薬物スクリーニング系で、
イオンチャネル標的創薬の課題を解決し、新たな医薬品の創出を目指します。

私達は、弊社独自の特許技術「1発の活動電位発生で死ぬ細胞」を基盤に開発したハイスループットスクリーニング法(HTS法)を活用して、新たなイオンチャネル標的医薬品の探索・研究を行っています。
本技術では、変異型ナトリウムチャネル(Nav1.5-IFM/QQQ)を使用することで、候補化合物の薬効を細胞の生死をもって評価することができるため、従来法よりも以下のような優位性があります。

  1. イオンチャネル本来の膜電位変化をもたらす機能を評価できる。
  2. 実験操作が簡便で高効率である。
  3. スクリーニング(特にイオンチャネル型受容体を標的とする)での候補化合物の見落としが少ない。
  4. 初期投資が少なく、コストパフォーマンスが良い。

【特許】「イオンチャネルに作用する化合物のスクリーニング用材料及びその利用」 特許第5884222 号 PCT/JP2011/064967,日米欧中6ヶ国で特許取得.権利者:名古屋市立大学・株式会社チャネロサーチテクノロジー;出願日:2011年6月29日
【追加特許】「イオンチャネルに作用する化合物のスクリーニング用材料及びその利用」. 特許第7093952号 PCT/JP2017/03964, 日本国内特許取得, 海外特許出願審査中, 権利者:名古屋市立大学・株式会社チャネロサーチテクノロジー;出願日:2016年11月1日

イオンチャネル受託試験・受託解析

薬効評価や毒性評価など、イオンチャネルを標的とした試験を受託しています。

イオンチャネル発現細胞を用いた電気生理学的薬理試験を受託しています。マニュアルパッチクランプ法やオートパッチクランプ法などご希望に合わせた実験系での試験受託が可能です。シーズとなる化合物スクリーニング、信頼性保証試験、毒性試験(GLP非対応)など、様々な試験に対応しております。
また、希望のターゲットに対する最適な試験方法のご相談やご提案も承っております。

イオンチャネル定常発現細胞の開発・提供

国内最大規模のイオンチャネル定常発現細胞ライブラリーを保有し、
提携先への提供も行っています。

「イオンチャネルを標的とした新規医薬品のスクリーニング」や「新規医薬品のイオンチャネルに対する毒性評価」においては、イオンチャネル定常発現細胞が必要となります。弊社では、イオンチャネル定常発現細胞の樹立・開発に注力し、国内最大規模のイオンチャネル定常発現細胞ライブラリーを保有しています。定常発現細胞作成にあたって、発現系細胞やベクター等の各種ライセンスには商業利用を含む製品として、十分な配慮を行っております。作成した細胞ライブラリーは提携先へ提供することも可能です。特に、弊社ライブラリーは医薬品開発において必須となる心毒性試験に適したヒト由来イオンチャネル定常細胞を網羅しております。
これまでに、複数の製薬企業や受託試験実施企業への販売実績がある他、提携企業である「シミックファーマサイエンス(株)」や「ソフィオンバイオサイエンス株式会社」に試験細胞として弊社定常発現細胞を提供しています。新規のイオンチャネル定常発現細胞も受託により作製いたしますのでご相談ください。
フナコシ株式会社と定常発現細胞の供給について、業務提携契約を締結しています。

イオンチャネル創薬や受託試験など、
ぜひお気軽にご相談ください

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